マイクロフィルムの種類と電子化のポイント

マイクロフィルムと一口に言っても、その種類は多岐にわたります。
文書の保管用途や撮影の方式によって、「ロールフィルム」「マイクロフィッシュ」「アパーチャーカード」などに分かれており、適切な電子化を行うためにはそれぞれの違いを理解しておくことが重要です。
本記事では、各種フィルムの特徴と、それに応じた電子化の注意点をご紹介します。
種類①:ロールフィルム(16mm/35mm)
【特徴】
- 最も一般的なマイクロフィルム形式
- 16mm幅:契約書や帳票など、テキスト中心の文書に多い
- 35mm幅:図面や設計書など大判書類の縮小に用いられる
- 数百コマ〜数千コマが1本のフィルムに連続して格納
電子化時のポイント
- スキャン時には連続撮影&画像分割処理が必要
- コマとコマの区切りが不明瞭な場合、帳票単位の整理設計が求められる

種類②:マイクロフィッシュ
【特徴】
- はがき大のフィルムに、60〜100コマ程度の画像を格子状に並べた形式
- カタログや台帳、履歴簿などの保存に多く使われる
- コマの配置が規則的である一方、原本の多様性により電子化時の処理が複雑になることがある
電子化時のポイント
- コマごとの位置を読み取る「レイアウト解析」や定点抽出が必要
- 表記ゆれ・手書き原本などによりOCR精度への配慮も求められる

種類③:アパーチャーカード
【特徴】
- 図面等の35mmフィルムが紙台紙に貼り付けられた構造
- 台紙上に図面番号や作成年月などが手書き/印刷されている
- 保管時に検索性を持たせやすいが、劣化・汚損が多い
電子化時のポイント
- 台紙上の文字情報も画像化 or OCR対象とする設計が重要
- 台紙とフィルム画像の紐づけ処理も発生するため、事前調査とサンプル設計が鍵

山情の対応力
- ✅ 国内最大規模のCOMフィッシュスキャンセンターを完備
- ✅ 累計3億7千万コマを超えるスキャン実績
- ✅ スキャン後の電子化データの活用(インデックス設計やRAG検索など)に対応した体制